看護師の資格が活かせる病院以外の職場
看護師の資格が活かせる病院以外の職場はいくつかある。
例えば保育園では、園児の発熱や病気への一時的な対応や普段から服薬している子供への体調管理などを行う。
園内で子供の対応をするだけでなく、保護者からの健康相談に応じることもある。
病気やケガを抱える患者ではなく、基本的には健康な子供がケアの対象になることが特徴だ。
また、企業内の保健室や医務室で働く看護師も多くいる。
このような看護師は産業看護師と呼ばれていて、労働環境はその企業で働く社員と同じである。
一般的に、多くの社員を抱えている大企業が産業看護師を必要としていると言われている。
社員と同じ労働環境のため病院の看護師のように夜勤がない点は魅力だろう。
各地の献血ルームを職場とする看護師も多くいる。
ここでの役割は、献血希望者が本当に献血しても大丈夫かどうかの確認や消毒、ラベル貼りや献血希望者への説明など。
採血に関するほぼ全ての仕事をこなさなければならない。
慣れてしまえば流れ作業のようにこなせる、と言う人もいる。
また、イベント会場などで単発で勤務をする看護師もいる。
コンサート会場やグルメ会場などに設けられる救護室で待機し、簡単に手当てできるケガの処置だけでなく、気分が悪くなって倒れた人が出た場合にはスムーズに救急車を手配することが仕事内容だ。
特に何も問題がなければイベントの時間中は常に救護室で待機していなければならない。
そのため、人によっては辛いと感じる仕事であると言えるだろう。